言葉の発達
赤ちゃんの成長が感じられるものの一つとして、言葉の発達があります。赤ちゃんは身体的な成長と同時にたくさんの言葉を覚えていきます。
時期別にみる言葉の発達
言葉の発達には個人差がありますので、あくまで発達の目安として一般的に言われる年齢別の語彙力をご紹介します。
【1~3カ月】
「アー」「ウー」といった音を発する。泣いたり笑ったりして無意識に声を発する。
機嫌がいいときには喉の奥でクーという音(クーイング)をたることもある。
【5~8カ月】
「ぱ」「だ」「ま」といった音を発し、声で、嬉しい、気に入らないという意思表示を示すようになる。
低い声や高い声、唇を使った音など複雑な音が出せるようになる。
【10ヶ月頃】
パパパ、マママなどの連続子音や母音、言葉に近い音を発する。
「ちょうだい」と手を出すとおもちゃを渡すしぐさをするなど、簡単な言葉が分かり始める。
【1歳前後】
異なる二つ以上の子音+母音を出す「わんわん」や「ぶーぶー」など意味が通じる言葉を話し始める。
【1歳半頃~2歳】
「パパ」「ママ」などの、単語を5個以上話し始め、急激に語彙が増えていく。
だんだんと単語を2つ組み合わせた2語文を話すようになる。
【2歳】
「ママ、抱っこ」など2語以上で話すようになり、歌を歌ったり、暗記ができるようになる。
言葉の発達のためにできること
赤ちゃんとのコミュニケーションを積極的にとることで、言葉の発達にも良い影響があるといわれています。具体的には以下のような方法が挙げられます。
- ・絵本を読み聞かせる
- ・できるだけ語りかける
- ・赤ちゃんが話していたら丁寧に答えてあげる
- ・赤ちゃんの気持ちを言葉にする
- ・赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ
こんなときは注意
言葉の発達には個人差があるため、その他の身体的な成長に遅れがなく、音にも反応し、言葉自体を理解している様子であれば心配ないといわれています。
ただし、生後6カ月を過ぎても音を発さない、1歳頃になっても名前の呼びかけに反応しないなど、聴力やその他の病気が疑われる状況にある場合には、小児科や専門医に相談した方がよいとされています。
参考
子供の語彙を増やすには?普段の生活に取り入れたい学びタイム MARCH
年齢順で見る赤ちゃんの言葉の発達 生後0ヶ月〜11ヶ月・1歳・2歳・3歳の特徴を知ろう mamari
赤ちゃんの言葉はいつから?発達過程は?時期の早い・遅いはある? こそだてハック
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